前回のティレル020テストで試作したホイールナット、使い勝手が良いので改めて制作。
今回はもう少し詳しく書いてみます。
まずはタミヤ純正の六角ビスの頭部分を、600番のペーパーで綺麗に磨いて黒染めを落とします。
後でハンダ付けするので、根元もナイフや目立てヤスリ等でしっかり落としておきます。
次にモーターツールを使って、六角の中心を球形ビットで凹みを付けます、ドリル等のチャックに噛ませて作業をすると楽になります。
ある程度へこみが出来たら、棒形ビットで穴を広げます、その後2.0mmのピンバイスや砥石系のビットで穴を整形します。
土台部分、前回は少し大きかったのでジャストサイズを探しにネジのナニワに行き、M1.7のワッシャー(外径3.8mm)を購入。600番ぐらいのペーパーで表面を荒らしてから、フラックスを塗った後ハンダを軽く盛っておきます(ビスと組んだ後にハンダを流すと余計な所にカスがついたりして汚くなるので先に盛っておきます。ハンダをする時の固定はガムテープ等に貼りつけます)
ワッシャーの穴は若干小さいので、棒ヤスリやリューターで穴を広げて、ビスにスポッと入るようにします。
ビスとワッシャーを合体させます。両方にフラックスを塗りピッタリくっつけてから半田ごてをあてれば、綺麗にハンダが流れてくれる筈です(そのままだとさびるので、しっかり洗浄します)
シャフト部分も製作、手前は0.9mm真鍮パイプを1.5mm幅で輪切り、奥は2.3mm真鍮パイプ(WAVEのCパイプがピッタリでしたが、ロットによっては厳しい場合もあるので、リューターで軽く内側を削ってやるとよいでしょう)を2.0mm幅で輪切りにします。
それらを木工用ボンドで取り付け。ネジ山部分が真鍮パイプで隠れるので、リアルな雰囲気が出ます。
仕上げにホイール穴をリューターで広げます(ネジ部分にセットした真鍮パイプ径2.3mmを参考に広げて下さい)これで、見栄えと取り外しを両立させたホイールナットの完成です。
塗装はミッチャクロンを吹いてから、ナットをクリヤーレッドとクリヤーブルーですね(間に合いませんでしたが)
手間はかかりますが、キット付属のねじ回しが使えるし、強度があり取り外しも楽なので、気軽に外せますよ。