タイレル P34/5 1977年型のクローズアップ写真
0

    サウンドオブエンジン2019での、タイレル P34/5 1977年型です。


    主にボルトや留め具などの細かいパーツをアップで撮り、
    ネジなのか、ナットなのか、裏側はどうなっているのか等、モデラーならではの視点で撮影しました。
    レストアされているので、当時のものとは異なる場合があります。

    フロントホイール


    レインタイヤもありましたが、ホイールにはこれがありませんでした。
    ちなみに「これはなんて言うの?(日本ではビードストッパー やビードロックと言われています)」と尋ねたら、「?プルローネ?」メカニックはみんなイタリア人、と言う事はイタリア語…あちゃー。



    リアホイール


    フロントリップとステー

    リップには黒っぽい薄いゴムの様なものが貼られていました。


    フロントカウル上のフリップ


    フロントアッパーアーム


    サイドカウル下
    ここの折り込みが、シャシーの違いを見分ける特徴だとの事


    ゼッケンナンバー
    塗装かカッティングシートか、あまりにシャープ過ぎてわかりませんでした。
    当時画像を見ると、昔のシールみたいな感じの(ギラギラのビニールみたいな)カッティングシートで、縁の中はボディカラーと違う明るいブルーに見えますね。
    また当時のレーシングカーは、ロータスの様に手書きや、カッティングシートの切り貼りを貼り重ねて多色を再現していたそうです。


    サイドカウル留め具(前)


    サイドカウル留め具(後)


    コクピットカウルとサイドカウルの留め具


    リヤウィングとフラップのステー


    翼端板とフラップの留め具


    リヤウィングのガーニーフラップ


    リヤウィング裏側


    リヤウィングステーに付くオイルキャッチ?の留め具(ストップランプが付いているアルミみたいな箱です)


    ストップランプ(メーカーチェックするの忘れた…)


    ギアボックス後端


    リヤアップライト下側(右にある黒っぽいのがタイヤです)


    リヤスタビライザー


    コクピットカウル内側
    ウィンドスクリーンの留め具は、黒い樹脂製でマイナスのバインド頭っぽい感じでした。






    コクピットカウル後方、コニの下にある謎穴
    ヘッドカバー後ろ側に固定するステーがあり、ここで留めるみたいです。



    コクピットカウル前端の穴
    フロントカウル上面にあるNASAダクト(ラジエーター左右にあるNASAダクトではありません)から続く穴。
    金網や繋がる所もなく、ただ空いているだけでした。コクピット内部を冷却する為という事でしょうか?


    コクピットカウル前端左右にある、モノコックとの接合部分

    コクピットカウル前端左右にある、モノコックとの接合部分のアップ
    大きく開いている部分は、フロントオイルクーラーのホースが通る部分になります


    整備する際にタイレルを載せておくウマ
    ティレル019のメカニックの方が興味津々だったので撮影しました、ちょっとわかりにくいですが、跳び箱型の台形で素材はカーボンの様です。棒が付いていましたが、外したり出来る様になっているのかな。

     

    サウンドオブエンジン2019 回想1 接触篇 (ティレル(タイレル)ブルーは何色?)はこちら

    サウンドオブエンジン2019 回想2 発動編はこちら

    カテゴリ:ティレル(タイレル)資料集 | 16:58 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    ティレル(タイレル)ブルーは何色?サウンドオブエンジン2019回想1 接触篇
    0

      タイレルP34の走る実車(しかも1977年型)を是が非でも見たい!という事で、鈴鹿サウンドオブエンジン2019を見に行きました。

      同時に今回はタミヤ所有の1976年型も展示され、さらにティレル019も出走との事なので、

      こういう塗装サンプルを作り、
      マニアならではの行為「模型のティレル(タイレル)ブルーは何色が良いのか?」を調べに行ってきました。
      もちろん車両は当時のままの塗装ではない事は分かっているのですが、一つの指針にはなる筈です。

      左から
      1 クレオス 色の源シアン 1:フタロシアニンブルー 1
      これはモデルグラフィックス2013年4月号掲載のフジミ 1/20 タイレルP34 1977年型 日本GPの作例に使用した塗料

      2 クレオス インディーブルー1 : フタロシアニンブルー 2
      これはモデルグラフィックス2009年12月号掲載のタミヤ 1/20 タイレルP34 1976年型 F1インジャパンの作例に使用した塗料

      3 フィニッシャーズ ブライトブルー

      4 フィニッシャーズ ピュアブルー
      これはタミヤ 1/20 ティレル020 テストカーに使用した塗料

      5 タミヤのTS15ブルー
      タミヤ 1/20 タイレルP34等の指定色、缶スプレーです

      ※2010年頃に購入した塗料なので、現在販売されているものとは若干色味が異なる可能性があります。
      また全てクレオスサーフェイサー1200グレー缶スプレーの上から直接エアブラシ塗装(かなりしっかり目に塗っています)
      クリヤーはクレオススーパークリヤー缶スプレーです。


      前日万全を期して宿を取り、朝イチで鈴鹿サーキット入り。
      メカニックの方(ありがとうございました)にお願いして、マシンの横に置いて撮影してもらいました。

      まずティレル019、なんと2台来ていたのでどちらも撮影
      ピット内撮影、蛍光灯下
      1台目(実車は超貴重品、メカニックの方がウェスを敷いてからボディ上に置いて撮影して下さいました)




      2台目(ピット内撮影、蛍光灯下)



      近目で見るとかなり濃いですが、遠目で見るとドンピシャの塗装サンプルもありますね。
      ただ走っている所を見るとかなり鮮やかなブルー、さらに並んだ置いてあったタイレルP34 1977年型より明らかに明るいブルーだったので、ドンピシャの塗装サンプルで塗装すると違和感を感じそうです。
      ※両車とも、屋外撮影、晴天時での撮影は出来ませんでした。

      次は念願のタイレルP34 1977年型
      ピット内撮影、蛍光灯下



      実車のティレルブルーは濃い!しかも若干濁った感じでタミヤ指定のTS15でも問題ない感じです。
      が、晴天下で比べると驚きの結果が…。

      屋外撮影、晴天下




      こんなに鮮やかになるんですね!ちょっと衝撃的でした。
      実車を見ると新たな発見もあります、FIRST NATIONAL CITY の色味もボディより明るめです。
      ※この屋外撮影、様々な方のお陰で実現しました、次の発動編をご覧ください。

      ちなみにタイレルP34 1976年型は、かなり特殊な光源の元でしたので撮影を断念、しょうがないですね。


      色々調べた結果、正しい模型のティレル(タイレル)ブルーとは、「自分が決めたブルーを塗る!」が僕の結論でした。
      もちろんボディカラーの正解(塗装サンプルと同色)はあるのですが、模型用には縮尺した事での色の凝縮感、さらにF1模型で言われる「屋内と晴天での色合いの違い」が非常に大きいと感じました。
      答えとしては非常に中途半端になってしまいましたが、今回の調べた結果+製作者が持っている理想のティレル(タイレル)ブルーを落とし込んで良い色が作れたら楽しいですね!

      いやー、実に奥が深いティレル(タイレル)ブルーでした、ますますのめり込みそう…。

      サウンドオブエンジン2019 回想2 発動編はこちら
      タイレル P34 1977年型のクローズアップ写真はこちら

      カテゴリ:ティレル(タイレル)資料集 | 00:57 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
      | 1/1PAGES |