ハセガワ 1/24 ホンダRA272改 メキシコGPレストア
2016.01.17 Sunday | by kawaharamodel
2015年ホンダ復帰(結果は散々でしたが…)という事で、90年代に作った物をレストアし、昨年の展示会で披露しました。
レストアで一番の問題はデカール上掛けクリヤーのヒビ、ゼッケンの1と1の間にも目立つヒビが入っており、マスキングしてこの間部分のみを削り再塗装してみました。
※レーシングカー物の昔の完成品は、ほとんどにヒビが入っていたり黄ばみが酷くて復活できない場合が多いです。
RA272の場合、デカールはカルトグラフだったのがよかったのか経年変化はありませんでしたが、模型用のクリヤーは経年変化を起こしていました。
ちなみに当時、名古屋のトイズタウンの模型コンテストに出して、入賞はしませんでしたが一戸寛先生に一言コメントを頂けてうれしかった思い出があります。
ハンドルはぎりぎりまで削り薄さを出しています。ミラーは折れていたので、レストア時に修理後ミラー面をアクステオンの1/24ミラーセットから適当な大きさのを貼りつけています。
エンジンのエアファンネルは1/43のF1系の物がちょうどよかった(昔付けたので車種は忘れました…)ので取り付けています。補機類はタミヤの小火器セットから適当なものを。エキゾーストは地色にフラットブラック、節目にフラットホワイトを軽くエアブラシしたら良い感じになりました。
「リヤカウルのアミがないのが惜しい」とコメントで指摘されたので、数十年の時を経てやっと取り付けました。ポリエチレンメッシュの60サイズです。金属製ではないですが、意外としっくりきました、取り付けは木工用ボンドです。
ノーズは取り付けをいじった分下がったり落ちたりするので、ネオジム磁石を取り付けて固定出来るようにレストア。ラジエーターはキットのをこねくりまわしていたら紛失(泣)
黒い部分も今ならメッキシルバーNEXTですが、当時はなぜか黒で塗っています。
日の丸は塗装で仕上げましたが、マスキングを手で切ると意外とガタガタがめだちますので、サークルカッター等を用いて綺麗に切り抜いた方が良いです。
ホイールフチは、今ならではのメッキシルバーNEXT!
エアバルブはホイールに穴をあけてからTopスタジオのリベットTD23104を半分に切り詰めて瞬着で貼り付け。
ちなみにハセガワキットの残念なところはこのホイール、よく見るとヒケが出来ているんです、しかも修正が無理な所に…、形が良いだけにおしいです。
おまけ。これが作りかけのタミヤ1/20RA272改です(エンジンのみ)
サイズが少し違うだけですが、ティティールは格段にアップしています。
葉巻型はウィング等がなく、写真で撮るとあまり面白みがありませんが、完成品は不思議に負けず劣らすの存在感です。
これを作った当時は、カーグラフィックとオートスポーツぐらいしか当時の資料がなかったのですが、今ではF1モデリングもありますし、なによりネットでたくさんの資料(日本語ではなく英語で色々打ち込んでみると当時物に結構ヒットします)が出てきます。
古い車を作るには良い時代になったものです!