サイドカウルパネルのデカールと塗装の割れを修理する
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    モデフェス2023に展示したブラバムBT50、意外と好評でした。

    修理して良かったです。→修理前の詳細はこちら。

     

    実は今回の修理、ただ貼り替えただけではなくパトレーゼ車からピケ車に変更しております。
    BT50ってよく見るとボディにドライバー名が入っていないんですよね。デカール貼った後「ウィンドシールドも変えたらピケ車にもなるではないか」という事で、1粒で2度美味しい模型作りをしております。

     

    早速修理を…。まずレベリングシンナーを側面に筆塗り。少し置いてクリヤー面を柔らかくしてから、ラインの継ぎ目にアートナイフで切れ目を入れました。

     

    割れた所にナイフを入れてパリパリと剥がします、ナイフの切れ目から綺麗に剥がれて大成功。

     

    切った所にはクレオスMrマークセッターを流し込んで剥離しないようにしました。

     

    次に耐水ペーパー220→600番で表面処理。

     

    塗膜を剥がしたラインの所でマスキング、クレオスグレーサフを吹いて整えます。

     

    新たに紺ラインの所でマスキングをして(マスキングし直したのは、そのまま塗装するとグレーサフのキワが出てしまう為です)

    クレオス旧ブルー+若干のブラックをエアブラシ。かなり上手くいきました。

     

    デカールは、キット付属の純正デカールを2枚がさね…なのですが、経年変化でデカールが貼る都度に割れていく(泣)
    このキットは2006年頃に再販したもの。
    2000年代前半のタミヤデカールを今貼る場合は、少し用心した方が良いかもしれません。

     

    結局どうにもならないので「こんなこともあろうかと!」のスタジオ27製1/20ブラバムBT50デカールを使用しました。
    さすが貼りやすい。

    ウィンドシールドは予備パーツがあったので、同様に貼り付けました。

     

    最後にクリヤーコーティング。ソフト99クリヤー缶スプレーザラ吹き+ドライヤー乾燥を3回。
    スーパークリヤーザラ吹き2回、垂れるまで3回吹いています。予想外に修理が上手くいき、展示会にも出せたので大満足です。

     

    モデフェスが終わり、上カウルだけ研ぎ出ししてみました。

    気を付けていたのですが、やはりサフの筋が出てしまいました。しょうがないのでアートナイフで傷を入れ、紺の塗料を流し込むようにして修正します。

     

    もうちょっとだけ手を入れて、ホームページの方にも掲載したいです。

    カテゴリ:1/20ブラバムBT50 | 22:02 | comments(0) | - | - | - |
    タミヤ 1/20 ブラバムBT50 BMW TURBO完成
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      先日のコンテストに出すため完成させました。
      これはフジミからフェラーリ126C2が出たときにサイズを比較しようと思って仮組みしたので製作期間は2年ぐらいです。
      このキット、サイドパネルが1枚板だと思っていたら2分割であったり、モノコック下部に変な分割線が入ったりして、ちと面倒です。


      実物のモノコックはこの時代特有のアルミとカーボンの複合体で非常に特徴があるのですが、抜きの関係からか、ややあっさりしています。そこで、ディティールを付け加えることで、見応えあるモノコックに変身出来ます。
      まず燃料タンク上部の台形部はカウルと干渉しますので、ナイフで削っておきます。また燃料キャップ?も同様に干渉しますので削り落としました。その後コンパスの針でリベットを追加、カーボン部分はスタジオ27のカーボンデカールB(ダークイエロー)Sを貼ってから、クレオスのフラットブラック:スモーク 1:2を混ぜたものを吹いてやりました。
      モノコック自体はいつものミラークロームです。ただデカール貼った上をマスキングしての塗装になるので、テープを手でさわりなるべく糊を殺してから貼らないとデカールがもっていかれるので注意です。塗装も隙間に回り込まないよう注意しながら行いました。
      今回はウィンドスクリーンから見える部分のみ行いました、フルディテールにしたい場合、配線等を施せれば80年代特有のごちゃごちゃ具合が再現出来ると思います。
      ボディデカールは、当初スタジオ27を使おうと思ったのですがブルーが薄いのと、キットの物だけでやりたかったのでタミヤ純正デカールを使用しました。ちなみにブルーはクレオスの旧5番ブルー(凸フタのやつ)がドンピシャです。地方の模型屋ならまだ残っている筈なので、BT50製作予定の方は確保しといた方が良いですよ。

      さて前回のミスなのですが…。

      サイドパネルの紺色を貼りその上からロゴを貼るのですが、段の縁からパリパリ剥がれていってしまいました(泣)
      仮組みを繰り返す内に隙間が微妙に開いていくのと、2枚重ね+クリヤー層がデカールの糊の接着力より強いからみたいです。これホームページでBT50製作されているサイトでも指摘されていたのですが、剥がれた後でした…。なのでサイドパネルだけでも塗装してからロゴを貼るのがベストだと思います。


      それと、ウィンドウスクリーンのSantalロゴの葉っぱ部分、デカール下地のホワイトがないので貼ると葉っぱがなくなります(笑)なのでデイトナグリーンのタッチアップで処理しました。
      今後製作される方は、紺色以外はスタジオ27のデカールを使用する方向で行くとより良い完成品が出来そうです。

      そんなわけで何とか完成しました。
      上面に平面が多いためか、写りこみが非常に綺麗で見ていてあきません。
      現代には無い大型のウィンドスクリーンなど見所も多いです、今なら現行品で手に入るので是非手にとって、最新F1との違いを楽しんでください!
      カテゴリ:1/20ブラバムBT50 | 22:23 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
      第9回タミヤモデラーズ(模型)コンテストに出してきました
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        いよいよF1始まりました!今年もわくわくが止まりません。全く想像できない状態、しかもカムイ、ロータス(昔MGのF1コンテストでカスタマイジング(架空のF1)部門でロータス112として作って来た人がいましたが、まさか17年後にそっくりな形で出てくるとは…、凄い予知能力!!)も注目で早く予選を見たいです。

        なんだかんだで続いている模型コンテスト編、今度はジョーシンキッズランド本店でやっているタミヤモデラーズコンテストに出してきました。今回は1/20ブラバムBT50です(こちらにちょこっと出ている)。


        チョコチョコと組んでいたので、特にあせらず完成しました(エンジンは未組み立て)
        今年はタミヤもF1を久々に出したので、特別枠が設けられていました、うれしいですね!
        現地で見たので印象に残ったのはP34のデパイユのタイヤ交換ジオラマ。
        大型ウィングのシェクターにしていない所がまたニクイ(シェクターは路肩に止めてリタイヤしています)別売のレインタイヤを使って「見てきたのか!?」と思うぐらいの臨場感で再現されていました。ちょっとフィニッシュが荒いかなという気もしましたが、こぎれいだと逆に当時の感じがでないのではないかとも思いました、なにより「これほしい!」と思ってしまったのがちょっと悔しいです。
        他にも、凄くきれいなMP4-13のテストカラーとか、非常に強豪ぞろいで、私的にはちょっとつらいかな…。
        ちなみにこのBT50、現地で見ればすぐ分かりますがBT50を作る上でのヒントを晒しています。分かった方は気をつけましょうね(泣、回答は明日アップ予定)。

        どれも非常に見ごたえがあるので、F1好きな方は是非見に行ってくださいね!
        カテゴリ:1/20ブラバムBT50 | 00:52 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
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